Advent Calendar Contest 2025参戦記

Advent Calendar Contest 2025にK問題のwriter、G,I問題のtesterとして参加しました。

アドベコンは長期コン特化型の筆者にとって年に一度の本番です。今年も無理せず頑張らせていただきました。

結果は以下の通りです。（○:解説公開前AC、△:解説公開後AC、×:未AC）

○ A問題 No.3394 ★2.5 Big Binom
○ B問題 No.3395 ★2.5 Range Flipping Game
○ C問題 No.3396 ★3.5 ChRisTmas memory
○ D問題 No.3397 ★3.5 Max Weighted Floor of Linear
△ E問題 No.3398 ★4 Accuracy of Integer Division Approximate Function 2
× F問題 No.3399 ★5 One Two Three Two Three
○ G問題 No.3400 ★3.5 Nana’s Plus Permutation Game (7 + 7) ÷ 7
○ H問題 No.3401 ★3 Large Knapsack Problem
○ I問題 No.3402 ★1.5 [Cherry Anniversary 5] Beyond Zelkova, the 5th year vista seen through the bloom of a cherry bloosom
○ J問題 No.3403 ★3 Count 1210 Sequence
○ K問題 No.3404 ★4 形式群法則
○ L問題 No.3405 ★3.5 Engineering University of Tree
○ M問題 No.3406 ★1 Joya no Kane
○ N問題 No.3407 ★3 Birds-of-Paradise’ Christmas Live
△ O問題 No.3408 ★3 1215 Segments
○ P問題 No.3409 ★2.5 How Many Gift Boxes?
○ Q問題 No.3410 ★3 Happiest Art
○ R問題 No.3411 ★2.5 Range Clamp Sum
○ S問題 No.3412 ★2.5 Christmas Tree Coloring
○ T問題 No.3413 ★2.5 あわてんぼうのルクくん
○ U問題 No.3414 ★4 Aperiodic Sequence
× V問題 No.3415 ★4.5 Dial Lock
× W問題 No.3416 ★4.5 マッチ棒パズル Extra
○ X問題 No.3417 ★2.5 Tired Santa
○ Y問題 No.3418 ★1 【絶望】30個並列ごちゃ混ぜHit&Blowで遊ぼう！

合計○20、△2、×3でした。各問の感想ツイートはこちらです。

★3以下は時間さえ掛けられれば解けるつもりだったのでアドベコンでは全問解説公開前に通す意気込みでしたが、O問題を解説公開前に通せなかったのが悔しいです。

それでも結果は十分よく5位だったのがせめてもの救いです。これまでの順位をまとめるとこんな感じになりました。

通常コンではちょくちょく0完をしていて肩身の狭い思いをしていますが、これなら長期コンが得意と言ってもあんまり怒られないことを願っています。

ただアドベコン開始時点ではまだそれまでのコンテストのupsolveストックが溜まっていてそっちを何とかしないとと思っていて今年はアドベコンに注力するのは難しいかなと憂いていたのですが、移動時間とかにちまちまupsolveストックを消化していって何とかなったので嬉しいです。

何故こんなにupsolveストックを溜めてしまっていたかと言うと、11月に金曜以外のコンテストが5個もあった上に金曜のコンテストも1個どうしても都合で出られなかったせいでした。まとまった時間は金曜夜しか確保できず、他の曜日に実施されるとupsolveストックに回さざるをえないんですよね。

皆さん、コンテストを開く時はぜひとも金曜の夜がおすすめです。余程のことがない限り筆者が出られるので。

それではwriterの方々、testerの方々、その他の参加者の方々、皆様ありがとうございました！　なおリアクティブコンも準備中で、全問のtester作業が終わり次第また開催させていただきます。お楽しみに！

K: No.3404 形式群法則 ★★★★
問題リンク：https://yukicoder.me/problems/no/3404 tester：sclaraさん
２年ちょっと前に作った問題を引っ張り出してきました。整数論でお馴染みの形式群です。と言っても形式群の知識ありきだと解くのが困難になってしまうので、タイトルと背景に形式群のキーワードを出して解きやすくしてあります。まず背景末尾の有理関数が $\tan$ の加法定理のテイラー展開であることに気づけば、$\tan^{-1}$ で座標変換して解くことが可能です。ただし実装は重いです。形式群が群と同様に結合律を満たすことに気付くと、繰り返し二乗法ですんなり実装することも可能です。こういった代数構造は競プロだとどのくらい出題されるんでしょうね。高難易度はほとんど解いた経験がないため、どんな代数構造が出るかすら未知の領域です。早く高難易度に挑戦できる実力をつけたいです。

K: No.3404 形式群法則 ★★★★

tester：sclaraさん

２年ちょっと前に作った問題を引っ張り出してきました。整数論でお馴染みの形式群です。と言っても形式群の知識ありきだと解くのが困難になってしまうので、タイトルと背景に形式群のキーワードを出して解きやすくしてあります。

まず背景末尾の有理関数が $\tan$ の加法定理のテイラー展開であることに気づけば、$\tan^{-1}$ で座標変換して解くことが可能です。ただし実装は重いです。

形式群が群と同様に結合律を満たすことに気付くと、繰り返し二乗法ですんなり実装することも可能です。

こういった代数構造は競プロだとどのくらい出題されるんでしょうね。高難易度はほとんど解いた経験がないため、どんな代数構造が出るかすら未知の領域です。早く高難易度に挑戦できる実力をつけたいです。